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2012年9月2日日曜日

中国辺境の旅ーその5

中国と言えば、大体かなり辺境の都市でも人口は多い。大体その土地の人口密度を知るには土地のスーパーやデパートを見るとわかるが、結構辺境の中小都市でも構えは大きく陳列品も豊富だ。その豊富さと比例するかのように人も驚くほど多く寄ってくる。
現在の人口は日本の約10倍だが、あと13年もたてば14億人になるという。その後は減少するといわれているが、一人っ子政策の負の側面がじわじわと効きだし、人口オーナス、つまり人口の負の局面を迎えてどこの国よりも人口動態の負の配当を受けるのはほかならぬ中国であると人口学者は口を揃えていう。
福祉の面でも日本よりはるかに若者の負担が重くなるという。このピーク人口の時にGDPは下がり出し、陰りを見せ始めるそうだ。
それに国があまりにも大きすぎて統制が利かないことも大きなマイナス点だ。
西にウイグル問題、南にチベット問題あり。余りにも急激な漢化政策はかえって原住民の反発を招くようだ。
へたすると本当に瓦解する危険があるということはおそろしいことだ。
この辺をどう考えるかがこれからの大きな課題であろう。

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